【貯金は正義？】「老後資金〇〇万円」の常識に疲れたあなたへ。50代が『お金の不安』から少しだけ逃げる方法

50代を迎えて、雑誌やネットを開くたびに目に入る「老後資金は〇〇万円必要！」という文字。

――正直もうその話・・・あきていませんか？

「貯金しなきゃいけないのは分かってるよ！」
「でも、そんなにすぐ貯まるわけないでしょ！」

心の中でそう叫んでいるのに、ニュースを見るたびに「やっぱり私の貯金じゃ足りないのかな…」って、自分で自分を追い詰めてしまう。

そんな日々、本当にお疲れ様です。

私もそうでした。完璧なファイナンシャルプランと、理想的な老後。
そのゴールに向かって走らなきゃいけないって、どこか義務のように感じていました。

でも、人生100年時代と言われるけれど、残りの50年ずっと不安を抱えて生きるなんて、あまりにも辛すぎますよね。

🍵ずっと頑張っているあなたへ

今日は、頑張り屋で真面目なあなたが、老後の不安に押しつぶされずに、「まぁ、なんとかなるか」と少しだけ肩の荷を下ろすための、ゆるいお金との付き合い方について、だらだらと語り合いたいと思います。

この記事では、「貯金しろ」とは言いません。
それよりも「老後資金の不安から一時的に目を背けてもいい」というヒントを共有しませんか？

私たちが本当に欲しいのは、貯金の額ではなく、「今を楽しく生きる心のゆとり」のはずですから。

50代は時間も体力も有限です。
なのに、毎日家計簿アプリにレシートを細かく入力したり、1円でも安いスーパーをハシゴしたり…

そんな「細かい完璧主義」は、あなたを疲れさせるだけです。

思い切って、完璧な家計管理を卒業しませんか？

重要なのは、毎月の「ざっくりとした流れ」を把握することだけ。「食費はだいたいこのくらい」「交際費がオーバーしたな」程度で大丈夫です。細かいことは無視して、「自分を責めない」ことを最優先にしましょう。

細かすぎる節約をやめて、浮いた時間でゆっくりお茶を飲む方が、心の貯金が増えます。

50代の私たちが一番エネルギーを消耗するのは、「どうなるか分からない老後のこと」を『今すぐ完璧に解決しなきゃ』と焦ってしまうことです。

介護の費用、年金制度の改正、インフレ…先の見えない不安を、今の疲れたあなたがたった一人で背負う必要はありません。

今すぐ全部解決できなくても、あなたは無能ではありません。
ただ、情報と不安が多すぎるだけです。

思い切って、その不安を『保留ボックス』に入れてしまいましょう。

「解決は、心と体に余裕ができた未来の自分に任せる」と決めるのです。

不安を感じるたびに、この呪文を唱えてください。
不安に縛られた状態で出した答えは、たいてい良い結果を招きません。
まずは心をフラットに戻す時間が必要です。

そして、あなたが頑張って「保留」にした時間こそが、心の回復に一番役立つのです。

「貯金しなきゃ」という強迫観念が強いほど、お金を使うことに罪悪感が生まれます。
でも、それは人生の楽しみを減らしてしまいます。

そこで提案したいのが「お金をほとんど使わない、最高の楽しみ」を意図的に増やすことです。

こうした「お金がかからない心の栄養」を充実させると、「お金がないと楽しめない」という不安が薄れていきます。結果的に、本当に必要なものにだけお金を使う、自然体の節約が身につきます。

さて、最後に一番大切な話です。

なぜ、私たちはこれほど「老後のお金」で不安を煽られるのでしょうか？

それは、「不安」が最大のビジネスチャンスだからです。

雑誌の「特集」も、SNSの「広告」も、あなたの不安を刺激することで、保険商品、投資セミナー、高額な情報商材などを『売るための戦略』として使っているのです。

あなたに不安を感じてもらうことこそが、彼らの目的なのです。

この仕組みに気づけば、ニュースや雑誌の見方が変わりますよね。
「ああ、また不安を煽ってるな」と、一歩引いた視点で客観視できるようになります。

「完璧にできない自分」を責めるのはもうやめましょう。
頑張りすぎるのをやめて、企業が仕掛けてくる不安から上手に逃げましょう。

「逃げるは恥だが役に立つ」、まさにこの言葉が50代の私たちには必要です。

心の健康のために、今日から少しだけお金の不安から逃げたあなたを、私はここでいつでも応援しています。

さあ、あなたはまず、どの「頑張りすぎ」から卒業しますか？（ぜひコメントで教えてくださいね！）