道を歩いていると、
少し土がたまった所とか、
アスファルトの隙間とかに
苔が生えていることってありますよね?
そこがこんなふうになっていることはないでしょうか?


あるある 雑草だニャー
ツメクサとは
こんな雑草でも、ちゃんと名前が付けた方がいらして
「ツメクサ」という名前になりました。
鳥の爪のような草を持つことが名前の由来です。
ツメクサは全国に分布しています。
大きさは 2~20㎝ ほど、
葉は針のように細く先が曲がってとがっています。
3月から7月の間、5mmくらいの白い花を咲かせます。

ツメクサの大きな特徴は種にデコボコの模様があることです。
0.3mmほどの小さな種にきれいな装飾をほどこすにはエネルギーが必要です。
なにかメリットがあるのでしょうか?
特に研究発表がなく、私見なのですが、
私はアリが持ちやすいんじゃないかなーーーと思いました。
クロナガアリという種を食べるアリが日本に分布しているので
そういうアリに種を運んでもらって生息域を広げる戦略も良いですよね。

ツメクサの除草
ツメクサはあまり大きくなく、根元から枝分かれするので
刈り残しやすく、厄介者にされることが多い雑草です。
道路や空き地の除草は、「グリサホート系除草剤」などで良いでしょう。
芝生などには「シバキープ」が実績がありお勧めです。
ポラーノの広場とツメクサ
宮沢賢治の「ポラーノの広場」で使われている、「ツメクサの灯」の
ツメクサはここで紹介したツメクサではなくシロツメクサのことです。

シロツメクサの丸い花に小さなあかりが灯ったら、
幻想的でちょっとたどってみたくなりますね。
ツメクサの観察
ツメクサは比較的乾燥に強く、多少踏まれても葉を伸ばすことが出来ます。
都会の歩道脇、レンガの目地などによく生えるので
ちょっと目を向けてみて下さい。
私はツメクサを見かけるたびに、
「がんばっているんだなーー」って感じて
元気が出ます。