ウメボシイソギンチャク
海岸にある岩の隙間を除くと真っ赤な梅干し色のイソギンチャクがみられることがあります。ウメボシイソギンチャクは乾燥に強いイソギンチャクなので、潮が引くとすぐに見つかる場所に現れるので観察しやすいイソギンチャクです。本州中部から九州にかけて見られますので、ぜひ見つけてみてください。
ウメボシイソギンチャクの特徴と生態
- ウメボシイソギンチャクの分類
刺胞動物門
花虫綱
イソギンチャク目
ウメボシイソギンチャク科 - 形態
体の大きさは3センチくらい、体全体が真っ赤な赤でよく目立ちます。いぞぎんちゃく特有の触手は96本。ウメボシイソギンチャクは触手の真ん中に口があります。触手をゆらしてかき集めた食べ物を中央にある口にあつめて食事をします。 - 生態
口から無性生殖(クローン)で増えたちいさなウメボシイソギンチャクの子供が吐き出されるというおもしろい生殖をします。 - 特徴
触手を引っ込めた様子がウメボシにそっくりなのでこの名前が付きました。

参考文献
写真で分かる磯の生き物図鑑 トンボ出版
日本動物大百科 平凡社