あなたは最近ひじきを召し上がりましたか?
最近食べていないな・・・
戻す時間がめんどうだから・・・
という方も多いのではないでしょうか?
最近はひじきを食べない人が増えていると言われています。
下ごしらえが面倒なので「嫌だな・・・」と感じる方も多いかと思います。
けれど、ひじきには「ダイエット」や「美肌」に効果がある栄養がいっぱい入っています。
おいしく食べてダイエットができるなら、見逃すわけにはいきません。
ここでは、ひじきがなぜ体に良いのかを徹底解説します。
無理せず、ひじきをもっと楽しめる方法もご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

ひじきの栄養と健康効果
私たち日本人にとって「ひじき」といえば「お惣菜」の代表ではないでしょうか?
日本人のひじきを食べる、という習慣の歴史は古く、縄文時代にはもう「ひじき」を食べていたといわれています。
そんな私たちと馴染み深い「ひじき」
実は、ひじきは「昆布」や「のり」に比べて栄養が高いのです。
ひじきには特に「カルシウム」「食物繊維」「マグネシウム」が多く含まれています。
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
骨を丈夫にするカルシウムが多い
ひじきに含まれている栄養素で一番うれしいのが、なんといっても「カルシウム」です。
下のグラフをご覧ください。

このグラフように「ひじき」に含まれるカルシウムの量はとても多くなっています。
でも・・・なぜ、ひじきにはカルシウムがこんなに含まれているのでしょうか?
それは、ひじきが海の中に住んでいることにひみつがあります。
海水の中には、カルシウム(イオンとして)がたくさん含まれています。
ひじきや昆布などの海藻は、そのカルシウムを体の中に取り込んで、体を強くする材料として利用しています。そのなかでも、ひじきは厳しい環境で生活しているため、多くのカルシウムを多く取りこんで体を強くしています。
そのため、ひじきは他の海藻と比べてカルシウムが豊富に含まれていると考えられています。
私たちにとって「カルシウム」は、骨の主成分であり、骨を丈夫にするために欠かせない栄養素です。
骨が丈夫になれば、姿勢がよくなり、若々しい印象を与えることができます。
また、カルシウムは筋肉の収縮にも関わっています。
筋肉がしっかりと働くことで、代謝が上がれば、ダイエット効果も期待できます。
さらに、 カルシウムは、神経伝達をスムーズにする働きもあるので、ストレスや不眠の改善に役立つことが期待できます。

腸内環境を整える食物繊維が豊富
ひじきに含まれる注目の栄養として2番目は「食物繊維」です。
ひじきには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランス良く含まれています。
- 水溶性食物繊維とは?
腸内で水分を保持し、便を柔らかくする効果があります。
また、腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やすことで腸内環境を整える働きもあります。 - 不溶性食物繊維とは?
便のかさを増やし、腸を刺激して排便を促す効果があります。
ひじきには2つの食物繊維が多く含まれているので、ひじきを食べることによって「便秘解消」や「デトックス効果」が期待できます。
また、食物繊維は腸内細菌を元気にさせるので、腸内環境が整います。
腸内環境をよくすることは、健康はもちろんのこと、肌荒れやニキビの改善にもつながる可能性が十分にあるんです。

肌の老化を遅らせるマグネシウム
ひじきに含まれるうれしい栄養素として3番目は「マグネシウム」です。
マグネシウムって栄養なの?
と思ったかたもいらっしゃるかと思いますが、このマグネシウムは体の中で多くの働きを支える大切な栄養素です。
特に、「体を動かすエネルギーをつくる」「筋肉の収縮させる」「神経の伝達をスムースにさせる」働きに関わっています。私たちが必要な量のマグネシウムは半分くらい骨に蓄えておくことができますが、汗や尿で排泄されるため、毎日食事で摂取しておくのも大切です。
マグネシウムの美容への効果
- 肌の潤いを保つ
マグネシウムは、肌の水分保持能力を高める働きがあります。
そのため、乾燥肌の改善や、肌の弾力アップに役立ちます。 - 肌のバリア機能強化
外部からの刺激から肌を守り、肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。 - コラーゲンの生成促進
コラーゲンは、肌のハリや弾力に欠かせない成分です。
マグネシウムは、コラーゲンの生成を促し、肌の若々しさを保つ効果が期待できます。 - 美髪効果
髪の毛の成長を促進し、ツヤを与え、抜け毛予防にも繋がると言われています。
マグネシウムの健康への効果
- エネルギー代謝の促進
体内のエネルギー代謝をスムーズにし、疲労回復や、活力の維持に役立ちます。 - 筋肉の働きをサポート
筋肉の収縮や弛緩をスムーズにし、運動のパフォーマンス向上や、筋肉痛の軽減に繋がります。 - 神経の働きを安定させる
ストレスの緩和や、リラックス効果が期待できます。 - 骨の健康維持
カルシウムと協力して、骨を強くする働きがあります。骨粗鬆症予防にも繋がります。
マグネシウムは、体の中でたくさんの反応に関わっているので、マグネシウムが不足すると、これらの機能がうまく働かなくなり、様々な不調が現れる可能性があるのです。
ひじきに含まれるマグネシウムは、お肌のターンオーバーをサポートしたり、腸内環境を整えたり、ストレスを和らげたりと、美容に嬉しい効果がたくさんあります。

ひじきを毎日手軽に取り入れる方法
ひじきを毎日食べたいけど、毎回自分で調理するのはちょっと大変だな・・・
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、ひじきを取り入れるための様々なアイデアです。
ひじきのふりかけや佃煮を活用する
最近は、ひじきを使った加工品を手軽に買えるようになりました。
ひじきのふりかけ:ご飯にふりかけるだけで、簡単にひじきの栄養を摂取できます。お弁当のお供にもぴったりです。
ひじきに入ったの佃煮:ご飯のお供はもちろん、お豆腐や野菜と一緒に食べても美味しいです。常備しておくと便利です。

コンビニのお惣菜もチェック!
コンビニでも、ひじきが入ったお惣菜が販売されていることがあります。
例えば、ひじきと根菜の炒め物や、ひじきの煮物など。
忙しい朝やランチにも手軽に利用できます。

その他のアイデア
戻さないタイプのひじきを使えば、もっとレシピの幅が広がります。
- ひじきパスタ:パスタにひじきとツナ缶などを加えて、簡単なパスタ料理を作ることができます。
- ひじき入り卵焼き:卵焼きにひじきを混ぜて焼くことで、栄養価アップ!
- ひじきスープ:味噌汁にひじきをパラっと加えるだけで、手軽にひじきスープが楽しめます。
毎日少しずつでも、ひじきを食事に取り入れる習慣をつけることで、健康的な生活を送ることができるのでぜひお試しください!
まとめ
ひじきにはカルシウムや食物繊維、マグネシウムなどの美容と健康に良い栄養素がたくさん含まれています。
ひじきを毎日食べるには、自分で調理するだけでなく、様々な方法があります。
ふりかけや佃煮、コンビニのお惣菜などを活用することで、手軽にひじきの栄養を摂取できます。
ひじきを毎日食べることは、忙しい現代人にとって、手軽に健康を意識できる素晴らしい習慣です。
栄養満点で、美容と健康に良い食材のひじきを、ぜひ毎日の食事に取り入れてください。

参考文献
ネイチャーウォッチングガイドブック 海藻
ヒジキ - Wikipedia
こんぶのくらこん|株式会社くらこん