「ウニ」と言えば食材としてとても有名です。
ウニは世界で900種類ほど知られ、殻の形、大きさ、とげの太さ、長さなどたくさんの種類があります。
たくさんのウニがいますが、その中でも食用になっているのは数種類です。
今回は食用ウニでもある「ムラサキウニ」をご紹介します。
日本近海で普通にみられ、海の生き物としては動きがあるので(ゆっくりですが)楽しく観察できる生き物です。
ところでウニの、あのオレンジ色の部分は何だと思いますか?
あれはウニの生殖部分なんです。
見分けずらいですが雄と雌では色と味が違います。
オス雲丹とメス雲丹の違い|Yito (note.com)
ウニは私たちとは体のつくりが全く違いますが、海に住む楽しい仲間です。
ぜひその不思議な生態を知って生き物の多様性を感じてください。
ムラサキウニ
動物界
棘皮動物門
ウニ綱
ホンウニ目
ナガウニ科
ムラサキウニ属
ムラサキウニの特徴
外見
- 体長:約5~10cm
- 色:紫、緑、茶色など
- 特徴:鋭い棘、管足
性格
- マイペース
- 好奇心旺盛
- 夜行性
食事
- 主食:海藻
- その他:小動物、デトリタス
生態
- 寿命:約9年
- 生殖:6~7月
- 天敵:ヒトデ、カニ、魚
知っておくと楽しい豆知識
- ムラサキウニは、海藻を食べることで磯焼けを防ぐ重要な役割を果たしています。
- ムラサキウニの棘は、毒針ではありませんが、刺されるとチクッと痛いです。
- ムラサキウニは、水族館でも人気のある生物です。
ムラサキウニのすごい能力
- 棘:
敵から身を守るだけでなく、海藻を食べるための道具にもなります。 - 管足:
無数の管足で海底を歩き、岩や海藻にしっかりと付着することができます。 - 視覚:
5つの眼点を持ち、周囲の状況を把握することができます。 - 再生能力
棘や管足を失っても、再生することができます。
ムラサキウニは、海の環境を守るスーパーヒーローです。
ムラサキウニと遊ぼう
- 岩場で見かけたら、そっと観察してみましょう。
- 餌を与えてみるのも楽しいです。
- ウニの殻を使って、工作やアートを楽しんでみましょう。
注意
- ウニの棘は刺さると痛いです。触るときは、軍手などを着用しましょう。
- ウニは食用にもなりますが、産地によっては毒を持つ場合があります。食べる場合は、安全確認が必要です。
ムラサキウニについてもっと知りたい人は、以下のサイトをご覧ください。
ムラサキウニ - Wikipedia
おさかな図鑑(ムラサキウニ) - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
ムラサキウニと仲良くなって、海の面白さを発見しましょう!
参考文献
日本動物大百科 平凡社